メガネとの出会いは、新しい自分との出会いである

「メガネは顔の一部です」という名コピーをご存知だろうか?

1990年代ごろまではよくテレビで流れていただろうか。ショートヘアの美女が印象的なCMだった。

そう、メガネは顔の一部なのだ。

メガネの印象で、人の印象は変わってしまう。今日、日本橋高島屋の「コンティニュエ」を訪れた彼は33歳。12歳の頃からメガネを掛けはじめたので、もはやメガネのない顔を自分ではよく思い出せない。メガネを外すと視界がぼやけて鏡がよく見えないのだ。

そんな彼は最近、仕事を変えた。

仕事が変わるタイミングで、ちょっと別の人になってみたい。そんな思いで訪れたのがここだったというわけだ。

選ぶのではない。出会うのだ

この10年ほどだろうか。メガネの値段はぐっと下がった。レンズ込み3000円なんてものも珍しくない中、ここコンティニュエはフレームと度付きレンズを合わせるとざっと4万〜5万円はかかる。

彼にとっては高価な買い物だが、ここでしか味わえない楽しさがあるのだ。大丈夫、このために用意したお金が財布に入っている。

転職にあたってメガネを探していること、を店長の神島さんに話してみる。

「まずは、どんなイメージにしたいのか考えてみましょう」

彼にとって、これまでメガネは「選ぶもの」だった。ここでは違う。ここのメガネとは「出会う」のだ。

そして、新しい自分と出会う

彼は言った。

「まず、これまでとは違うイメージにしたいですね。長く、セルのナイロール(上にフチがあるプラスチックフレーム)を掛けてきたので、ここから脱却したいです。あと、今よりちょっと知的に見えるといいかな」

最後、恥ずかしさもあり笑ってしまった彼だが、その言葉を受け止める神島さんの表情は真剣だ。なるほど、と小さく頷くと迷うことなく数本のメガネを持ってきてくれた。

1本1本、話を聞きながら試着し、鏡越しに新しい自分と出会う。

彼が頭に思い描いていた、いや、それ以上の自分と出会うこの喜びこそが、ここでメガネを買う理由なのだ。

長く付き合う道具を選ぶということ

ここ、コンティニュエはメガネだけでなくヴィンテージの腕時計も扱っている。

メガネと腕時計、どちらも良いものを選びきちんと手入れをすれば一生の伴侶となってくれる道具たちだ。

メガネがそうであるように、人は身につける道具で変わることができる。

そんな、長く付き合い自分の分身でありアイデンティティにすらなりえる道具たちを選ぶのに、このお店ほどぴったりくるところもないだろう。

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10:30〜20:00

日本橋髙島屋S.C.の営業日に準ずる

03-6281-9077

東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C. 新館 5F

日本橋駅 徒歩5分/東京駅 徒歩5分

Editor 塚岡雄太
Photo 橋本越百

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