起き抜けのぼやけた心は、ご機嫌なティーで踊らせて

とある日曜日、午前11時過ぎ。1人の女性が、北青山のとあるお店を目指し、表参道駅からの道を歩いている。彼女の目的地は、細い道を曲がった先の路地裏にひっそりと佇んでいるティー専門店だ。

どうせ生きていくなら、いつだってご機嫌な自分でいたい。そのためにお気に入りのアクセサリーを身に着ける人もいれば、友達と一緒においしいスイーツを楽しむ人もいるだろう。きっと誰もが、忙しい毎日を乗り切るために、心の中に自分だけの小さなオアシスを持っている。

そして、彼女にとってのそれは、1日の始まりに淹れる紅茶だった。

こだわりの茶葉で淹れるティーを、もっと気軽に

彼女の目的地は、ティー専門店『Brew Tea Co.(ブリューティーカンパニー)』。パッと目を引くエネルギッシュなイエローが印象的なイギリス発のティーブランドの、日本1号店だ。

イギリスのリバプールで始まったブリューティーカンパニーの特徴は、色鮮やかでポップなパッケージと、自然の素材を活かした茶葉。「本当に美味しいティーを届けたい」という思いから質にこだわって作られた茶葉を、手に取りやすい価格で気軽に楽しむことができるお店なのだ。

数日前、同僚から貸していた本を返してもらう時に、お礼としていくつかティーバッグをもらった。それが、彼女とブリューティーカンパニーの出会いだ。イエローやパープルのカラフルなパッケージがかわいくて、彼女は一目で夢中になった。そして、優しい香りとシンプルだからこその深い味わいに、彼女は思わずオフィスのデスクで「おいしい!」と声を漏らしてしまったのだ。

この紅茶で1日を始められたら、きっと気分が上がるはず--そう思った彼女は、すぐに店名を調べたのだった。

マグカップの中で跳びはねる遊び心

ブリューティーカンパニーには、ブランドの原点である「イングリッシュブレックファースト」をはじめ、「チャイ」や「モロッカンミント」などバラエティ豊かなブレンドが取り揃えられている。店頭には茶葉の香りを嗅ぐことのできる瓶も用意されており、自由に香りを比べることができるので、どのブレンドにするか迷った時にも安心だ。

また、ブリューティーカンパニーのパッケージには、それぞれの茶葉をイメージしたイラストがあしらわれている。体がほっとあたたまる「レモン&ジンジャー」にはニット帽、「アールグレイ」にはグレイ伯爵にちなんだシルクハット……ちょっとしたことなのだけれど、気持ちが起き上がりきっていない朝に紅茶を淹れる時には、こうした遊び心が嬉しい。

ブリューティーカンパニーが提案する「ティーを楽しむための遊び心」は、ティーの箱に茶葉と一緒に入っている「ティーカード」にも表れている。このティーカードにはティーにまつわる小話などが書かれており、「手持ち無沙汰なブリュータイム(抽出時間)に眺めて楽しめるように」という思いから封入されているのだ。

手のひらにビビッドなイエローを

何を買って帰ろうか迷った末、王道の「イングリッシュブレックファースト」と、これからの季節にぴったりな「モロッカンミント」のリーフを選んだ彼女。お会計をしようとレジカウンターの前に立つと、ずらりと並んだティーバッグと鮮やかな黄色のカップに目が留まる。

この表参道の店舗では、店頭で淹れたティーを330円でテイクアウトできるほか、店内で販売している茶葉を使用したアレンジメニュー(Special Teas 460円)も楽しむことができるのだ。

「コーヒーショップならたくさんあるけど、ティー専門のテイクアウトってちょっと珍しいですよね。それに、この黄色いカップもすごくかわいいです」

彼女がそう言うと、カウンターの向こうの店員さんが朗らかに微笑む。

「そうですね。街でこのカップを持っている人を見て、気になって店名を調べて来店してくれるお客さんもいらっしゃるんですよ」

聞くと、彼女と同じように「プレゼントでもらっておいしかったから」といった理由で足を運ぶお客さんも多いのだという。ブリューティーカンパニーのティーを楽しんだお客さんの手によって、遊び心とおいしさがまた次のお客さんへと繋がっていくのだ。

テイクアウトした「チャイティー」のカップを右手に持って、彼女はお店を後にする。ふんわりと立ち上るカルダモンやクローブの香りが、彼女の心をほっとあたためた。

プレゼント用に買ったティーバッグは誰に贈ろうか。彼女の脳裏に、このおいしさを伝えたい相手の顔がいくつか浮かび上がっていた。

Editor's Note

『Brew Tea Co.』のティーは、カラフルなパッケージがかわいいだけでなく、お味の方も本格派。どのブレンドも香りがとても優しく、シンプルだからこその奥深さが感じられます。

私はアールグレイのあの独特の香りがあまり得意ではないのですが、ブリューティーカンパニーのアールグレイは香りがやわらかくて飲みやすく、感動してしまいました。

また、ストーリーの中の「彼女」のように、「プレゼントでもらって美味しかったから自分でも買いに来た」というお客さんはとても多いのだとか。ブリューティーカンパニーのティーは、人から人へ、おいしさと楽しさが伝わっていくんですね。(編集部 フクシマ)

Shop Access

Shop Info

Brew Tea Co.

10:00〜18:00

03-6712-6895

東京都港区北青山3-14-1

表参道駅 徒歩3分

※取材時期や店舗の在庫状況により、掲載している情報が実際と異なる場合があります。 商品情報や店舗の詳細については直接店舗にお問い合わせください。
Editor 福島みづき
Photographer 橋本越百

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