武蔵小杉
ShopStory
店舗情報

驚きの味と香りに出会える、希少なコーヒー豆の専門店

テレワークの影響で、自宅でのコーヒー消費量がめっきり増えた。

同じようにコーヒーを一日中飲みながら、自宅で仕事をしている彼の顔が浮かんだ。それならば今年のバレンタインはチョコレートとともに、ちょっと良いコーヒー豆を贈ろう、と思い立った。

武蔵小杉・新丸子ともに駅徒歩5分ほど。コーヒー通の間でちょっと話題になっているお店があると聞いて、初めての道を歩いていると、鼻先を芳しい香りがかすめた。

01

忘れられないコスタリカのコーヒーの味わいを日本へ

のんびりとした住宅街の一角に、自家焙煎専門店『豆こねくと』はある。扉を開けるとすぐ左手に大小の焙煎機が並び、カウンターにはハンドドリップ用の器具がずらり。奥には柔らかな光が差し込むカフェスペースが広がり、焙煎を待つ間はここで淹れたてのコーヒーを試飲できる。棚に並ぶコーヒー豆たちは、その大半が中米・コスタリカ産のものだ。

店主自らコスタリカの20ものコーヒー農園をまわり豆を厳選。しかも通常の豆の精製方法より手間のかかる、ナチュラル製法やハニー製法のコーヒー豆を取り扱うお店は、日本では極めて少ないそう。直輸入のため、話題の高級銘柄「ゲイシャ」が比較的手頃な価格で購入できるのも人気の理由だ。

「コスタリカのコーヒーの最大の特徴は、フルーティーな甘酸っぱさ。火山灰質の酸性の土地と、高低差、寒暖差の大きさから、高原野菜のように旨味がぎゅっと凝縮しているんです」と、店主の高橋正行さんは話す。

高校時代にコスタリカに一年間留学していた高橋さん。「コーヒーは苦いものだと思っていたので、コスタリカのコーヒーの飲みやすさ、美味しさに驚きました」。その鮮烈な印象は、その後さまざまなコーヒーに出会った今でも変わらないという。

2つの提携農園から仕入れた7種類のコスタリカ産コーヒー豆のほか、世界各地のオーガニックの豆を揃えている
2つの提携農園から仕入れた7種類のコスタリカ産コーヒー豆のほか、世界各地のオーガニックの豆を揃えている
焙煎を待つ間にはハンドドリップのコーヒーをサービス。お湯を注ぐとプクッと膨らむのは、焙煎したてのしるし
焙煎を待つ間にはハンドドリップのコーヒーをサービス。お湯を注ぐとプクッと膨らむのは、焙煎したてのしるし
「コスタリカのホストファミリーはそれこそ朝から晩までコーヒーを飲んでいて、僕もすっかりコーヒー好きになりました」と高橋さん
「コスタリカのホストファミリーはそれこそ朝から晩までコーヒーを飲んでいて、僕もすっかりコーヒー好きになりました」と高橋さん
「焙煎したてであること」を何より大切にしているそう。焙煎の度合いは要望に合わせて調整も可能
「焙煎したてであること」を何より大切にしているそう。焙煎の度合いは要望に合わせて調整も可能
02

焙煎中はフルーティーな味と香りのサービスを

コスタリカのコーヒーが初めてなら、と勧められたのは、2種類の豆を使用した〔コスタリカブレンド〕。契約するモンテローサ農園自慢の銘柄だ。「スイーツには深煎りのコーヒーが合うと言われますが、チョコにはさわやかな酸味も合うと思うので中煎りがおすすめです」とのこと。

緑の生豆が焙煎機にセットされると、蒸気とともにいわゆる「コーヒー焙煎の香り」立ちのぼる。しばらくしてそれが、熟した果実のような不思議な甘酸っぱい香りにはっきりと変化したのに驚いた。こんなコーヒーの香り、嗅いだことがない!そして、パチ、パチ、と豆のはじける音とともに、なんとも芳ばしい香りが店内に満ちていく。

その間、カウンターでは試飲用の〔コスタリカブレンド〕と〔ゲイシャ ハニー〕が丁寧にドリップされていた。〔コスタリカブレンド〕は、甘酸っぱい香りがありながら、口に含むとコクもしっかりあり、苦味が少なくバランスが良い。

いっぽう、栽培が難しく希少な〔ゲイシャ ハニー〕は、フルーティーな香りをそのまま閉じ込めたかのような味わい。酸味といっても鋭いものではなく、こんなに甘さと深みを伴うなんて、まるで別の飲み物みたいだな、と思う。まさに特別な日のコーヒーだ。

焙煎が終わるまで15分ほど。その未知の香りに包まれた贅沢な時間は、途切れることのないテレワークの合間に、私自身も欲していたものだと気づいた。この豆の香りに出会い、淹れる時間も、そんなギフトになればいい。そう思いながら、ふたつのコーヒー豆の袋を受け取った。

どこか大らかな空気が流れる店内。コスタリカの農園を紹介するパネルを読んで現地に思いを馳せてみては
どこか大らかな空気が流れる店内。コスタリカの農園を紹介するパネルを読んで現地に思いを馳せてみては
コーヒーチェリーを水で洗わず、果肉を残したまま時間をかけて乾かす「ハニー製法」で、よりフルーティーな味わいに
コーヒーチェリーを水で洗わず、果肉を残したまま時間をかけて乾かす「ハニー製法」で、よりフルーティーな味わいに
シンプルで暖かみのあるラッピングは、艶やかな豆が直接見えるのも嬉しい
シンプルで暖かみのあるラッピングは、艶やかな豆が直接見えるのも嬉しい
2018年にオープン。幻のコーヒーとも言われる「ゲイシャ」を目当てに、遠方から訪れる人も多いとか
2018年にオープン。幻のコーヒーとも言われる「ゲイシャ」を目当てに、遠方から訪れる人も多いとか

Writer | 馬戸直子
Photographer | 有本真大

SHOP INFO

豆こねくとのマップ
店舗名
豆こねくと
住所
神奈川県川崎市中原区小杉町2-294-6 南部メゾン102
アクセス
武蔵小杉駅 北口 徒歩5分/新丸子駅 西口 徒歩5分
営業時間
11:00〜19:30
定休日:月・木
電話番号
044-322-8255

※ 新型コロナウイルスの影響により、一部のお店が通常と異なる時間で営業を行なっております。ご来店の際には直接お店にご確認をお願いいたします。

※ 取材時期や店舗の在庫状況により、掲載している情報が実際と異なる場合があります。 商品情報や店舗の詳細については直接店舗にお問い合わせ下さい。

RECOMMEND おすすめ記事
大正ロマンが花開く、浅草の“よろし”スキンケア
オーダーメイドで気持ちを伝えるフラワーギフト
毎日が華やぐ、香り豊かな石鹸で上質なバスタイム
いつもの私を特別にしてくれるコスメが待つ“花園”
懐かしくてあたらしい、キャラメルはわたしのお守り
あわてんぼうな彼女はお茶を飲むことにした
54歳の新入社員へ贈るには
色褪せない花に永遠に続く想いを込めて
1番すてきを、あの子に
いざ、僕らだけの「音」を見つける宝探しへ
【3月特集】遥な地へ思いを馳せる、都内で楽しむ異国情緒
【2月特集】頑張った自分においしいご褒美を
【1月特集】刻む時間を丁寧に、とびきり豊かなおうち時間
心ゆくまま食べていいんです!驚くほど美味しい都内のギルトフリースイーツ
素敵な雑貨で「ありがとう」を伝える、都内で人気の母の日ギフト
会えなくても気持ち伝わる、母の日に贈りたい都内の素敵なスイーツ
思わず贈りたくなる!都内でおすすめのかわいいクッキー缶特集
雑貨好きが愛してやまない!都内のおしゃれな雑貨屋巡り
上機嫌を自分で生み出す、マスキングテープの実験室
仕事と生活の境界をつなぐ、こだわりの文具ショップ&カフェ
お問い合わせ
お問い合わせいただきありがとうございました
恐れ入りますが、内容によりご回答やお返事をお約束できない場合や、お時間をいただく場合がございます。
再度お問い合わせを送りたい場合は、ページを再読み込みしてください