表参道
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店舗情報 EDITOR'S NOTE

お日さま色のドライフラワーが誘う“すてき”な毎日

やっぱり今週はついてないな、と彼女はため息を吐いた。

ここ数日、普段ならしないような小さなミスを繰り返している。さっき立ち寄ったお店でも、前から狙っていたアイテムがちょうど売り切れてしまっていた。せっかく表参道にショッピングに来ているのに、何だか気持ちが晴れない。「これなら大人しく家で本でも読めば良かったかな」と心の中でぼやいて、俯きがちにとぼとぼと歩く。

けれど、下を向いていたからこそ、彼女は風にゆらめくその白い暖簾に気が付いたのだ。通りから少し下がった、半地下のような空間に、何やらお店があるらしい。

彼女が見つけたそこは、『TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO』というライフスタイルショップ。暖簾の隙間から覗く彩りに惹かれて、彼女は店内へと足を踏み入れた。

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訪れる人それぞれの「すてきな毎日」が見つかるお店

『TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO』は、ドライフラワーと日本の手仕事が感じられる器やアクセサリーなどの雑貨を扱うライフスタイルショップ。「今日も、すてきな1日を。」というコンセプトのもと、日々の暮らしに優しい彩りを添えてくれるアイテムたちが揃っている。

店内に入ってすぐ、彼女はディスプレイされている花々の鮮やかさに驚いた。ドライフラワーというと色味の抑えられたアースカラーのものというイメージを持っていたが、このお店の花々は生命力に溢れたいきいきとした色合いが印象的だ。

色とりどりのドライフラワーに囲まれた奥のスペースに足を運ぶと、彼女の鼻先を素朴な花の香りがふわりとくすぐる。生花店で感じる華やかな香りともまた違った、優しくやわらかいその香りに、乾き気味だった彼女の心が潤いを取り戻していく。

お店に入ってすぐのスペースに、色とりどりのドライフラワーが並ぶ
お店に入ってすぐのスペースに、色とりどりのドライフラワーが並ぶ
お花に囲まれた店内では、スワッグなどのアレンジメントのほか、様々なドライフラワーを少数から購入できる
お花に囲まれた店内では、スワッグなどのアレンジメントのほか、様々なドライフラワーを少数から購入できる
ふと視界の端に見えた白い暖簾に足を止めた
ふと視界の端に見えた白い暖簾に足を止めた
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暮らしが色づく鮮やかさ

店内に並ぶのは、フラワーデザイナーのスズキトモコさんがプロデュースする『Tida Flower』の植物たち。

「ブランド名の『Tida』は沖縄の言葉で『太陽』という意味。『Tida Flower』では、陽の光を浴びているようにいきいきとしたお花の鮮やかさをとても大事にしています。鮮やかな色合いを保つための保存方法などを日々研究しているんです」

彼女にそう話してくれたのは、フラワーデザイナーのスズキさん。店頭に並ぶ花材の中には、スズキさんが実際に自然の中で見つけた植物をドライフラワーとして加工したものも多いのだという。

「いいことの、はじまりに。」というブランドコンセプトを掲げる『Tida Flower』の品揃えは、1本から買える花材からスワッグ(花束)、ガラス瓶に花々を閉じ込めたフラワーボトルまで多岐に渡る。今まで見たことのないドライフラワーの形に興味を引かれ、彼女はディスプレイをひとつひとつじっくりと眺めていく。

ドライとは思えない鮮やかさの『サマーチェリー』。エネルギッシュなピンクに元気をもらえそうだ
ドライとは思えない鮮やかさの『サマーチェリー』。エネルギッシュなピンクに元気をもらえそうだ
ドライフラワーをインテリアとして生活に取り入れるためのアイデアに満ちている空間
ドライフラワーをインテリアとして生活に取り入れるためのアイデアに満ちている空間
それぞれ個性あふれるドライフラワースワッグ。壁に掛けたり、器に立てて飾ったり、楽しみ方もいろいろ
それぞれ個性あふれるドライフラワースワッグ。壁に掛けたり、器に立てて飾ったり、楽しみ方もいろいろ
店内奥のスペースで作業をする『Tida Flower』のフラワーデザイナー・スズキトモコさん
店内奥のスペースで作業をする『Tida Flower』のフラワーデザイナー・スズキトモコさん
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お花のある生活を、もっと気軽に楽しんで欲しいから

「ドライフラワーは生花に比べてお手入れも難しくないですし、半年から1年ほど楽しんでいただけるので、普段はなかなか部屋にお花を飾ったりしないという方にも手に取っていただきやすいかと思います。こんな風にお手持ちのボトルやグラスにお好きなお花を1輪飾っていただくだけでも、心をほっと和ませてくれますよ」

そう言ってスズキさんが紹介してくれたのは、アンティークのガラスボトルに飾られた1輪のバラ。これまで「部屋に植物を飾る」ということに対して少しのハードルの高さを感じていた彼女だったが、スズキさんの言葉を聞いているうちに、「もっとカジュアルに楽しんでもいいんだ」と自分の中のお花へのイメージが変わっていくのを感じていた。

また、スズキさんは、ドライフラワーの「素材」としての楽しみ方も提案しているのだという。ガラス瓶の中にひとつの世界観をもつフラワーボトル、ヘッドドレスやコサージュなど、店内ではドライフラワーの新しい可能性に出会うことができる。

理化学ガラスの中にひとつの世界が息づくフラワーボトル(Sサイズ ¥5,500〜/税別)
理化学ガラスの中にひとつの世界が息づくフラワーボトル(Sサイズ ¥5,500〜/税別)
気軽に手に取れるアソートパックは、お客さんの声から生まれたのだという(¥2,000〜/税込)
気軽に手に取れるアソートパックは、お客さんの声から生まれたのだという(¥2,000〜/税込)
スタイリッシュなギフトバッグに入ったミニスワッグ(¥3,900/税別)はギフトにぴったり
スタイリッシュなギフトバッグに入ったミニスワッグ(¥3,900/税別)はギフトにぴったり
ヘッドドレス向けのパーツセット(参考価格:¥8,000〜)は、成人式や卒業式などのハレの日に
ヘッドドレス向けのパーツセット(参考価格:¥8,000〜)は、成人式や卒業式などのハレの日に
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「一緒に暮らして気持ちのいいもの」が集まる場所

『Tida Flower』の隣のスペースに並ぶ雑貨やアクセサリーも、スズキさんが一緒に暮らしていて気持ちのいいもの、心地のいいものを選んでお店に置いているのだという。

「このスペースには、昔ながらの技術を受け継いだ若い作家さんの作品も多く並んでいるので、伝統工芸に対して敷居が高いというイメージを持っている方でも生活に取り入れやすいんじゃないかと思います。『Tida Flower』のお花もそうですが、このお店がそれぞれのお客さんにとっての『すてきな1日』の入り口になれたらと思っています」

この日、彼女は鮮やかなピンク色に惹かれたサマーチェリーと、色とりどりの花々が詰まったアソートパックを買って帰ることにした。お会計を済ませ、お店を後にした彼女の頭の中に浮かんでいたのは、飲み口が欠けてしまって食器棚の奥に仕舞われたままのお気に入りのグラス。先週から続く不運のことなど、もうすっかりどこかにいってしまっていた。

帰ったら、あのグラスに飾ってみようーーこの花々は、きっと彼女の毎日に新しい「すてき」を運んでくれるだろう。

手仕事が感じられる「いいもの雑貨」が揃うスペース。日本のものだけでなく、国外のアイテムが並ぶことも
手仕事が感じられる「いいもの雑貨」が揃うスペース。日本のものだけでなく、国外のアイテムが並ぶことも
タイ北部に居住するカレン族の手仕事によるシルバーアクセサリー。純度の高いシルバーのやわらかな光沢が素敵だ
タイ北部に居住するカレン族の手仕事によるシルバーアクセサリー。純度の高いシルバーのやわらかな光沢が素敵だ
お米の灰を混ぜて作っているという「GRICE」のカフェグラス(¥3,200〜/税抜)
お米の灰を混ぜて作っているという「GRICE」のカフェグラス(¥3,200〜/税抜)

EDITOR’S
NOTE

編集後記

『Tida Flower』の鮮やかなドライフラワーと「いいもの雑貨」が揃う『TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO』。花々に囲まれた居心地のいい店内には、オリジナルのエッセンシャルオイル「東京五七五」の清々しい香りと、やわらかな植物たちの香りが漂います。

中でも印象的だったのは、ガラス瓶の中に小さな緑の世界が閉じ込められているような「フラワーボトル」。北欧産の苔で大地が表現されており、その緑の大地に鮮やかなドライフラワー芽吹いている光景がとても素敵でうっとりしてしまいました。見る角度によって表情が違うので、いつまででも眺めてしまいそうです。

普段何かと散らかりがちなお部屋を片付けて、今度またゆっくりとお花を選びに行こうと思います。

編集部:Mizuki
Editor Mizuki
Editor | 福島みづき
Photographer | 橋本越百

SHOP INFO

TOKYO FANTASTIC OMOTESANDOのマップ
店舗名
TOKYO FANTASTIC OMOTESANDO
住所
東京都港区南青山3-16-6
アクセス
表参道駅 徒歩3分
営業時間
12:00〜19:00
定休日:水
電話番号
03-3478-8320
※ 取材時期や店舗の在庫状況により、掲載している情報が実際と異なる場合があります。 商品情報や店舗の詳細については直接店舗にお問い合わせ下さい。

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