中野
ShopStory
店舗情報 EDITOR'S NOTE

人から人へ、日本茶との新たな出会いを芽吹かせて

長い夏の余韻も過ぎ去って、あたたかい日本茶が恋しくなる季節がやってきた。

中野駅の南口を出て信号待ちをしていた彼女の横を、秋風がするりと通り抜ける。少しだけ乱れてしまったジャケットの襟を直しながら、青信号とともに歩き出した彼女は、すぐに目的のお店へ辿り着いた。

店先にはみずみずしいグリーンの鉢植えが並び、窓の外からはアンティークのオブジェたちが覗いている。雑貨店のような趣のあるこのお店が、彼女の行きつけ——日本茶専門店『OHASHI』だ。

01

まるでおとぎの国のような日本茶の専門店

『OHASHI』は、オリジナルブレンドの緑茶やほうじ茶などを扱う日本茶の専門店。国内外から買い付けたというアンティークの家具や雑貨が並ぶ空間はまるでおとぎ話の世界のようで、彼女は毎回ここが日本茶のお店であることを忘れそうになってしまう。

彼女がこのOHASHIの存在を知ったのは、友人からプレゼントされたギフトボックスがきっかけだった。そのパッケージのかわいらしさと日本茶という組み合わせのギャップにびっくりした彼女は、お湯を注いだマグカップの縁にくちびるをつけて、もう一度驚いた。

久しぶりに飲んだけど、緑茶ってこんなにおいしかったっけ?

「日本茶」というと和のイメージが強く、あまり自分には馴染みのないものだと思っていた彼女。けれど、ボックスの中に詰まっていたのは「いちご緑茶」や「柚子ほうじ茶」など興味を引かれるものばかり。それをきっかけに、彼女のティータイムに日本茶という選択肢が加わったのだった。

フランスの田舎をイメージしているという店構え。雑貨店だと思って入店する人も多いのだとか
フランスの田舎をイメージしているという店構え。雑貨店だと思って入店する人も多いのだとか
アンティークショップのような雰囲気の店内に、オリジナルの日本茶やほうじ茶がずらりと並ぶ
アンティークショップのような雰囲気の店内に、オリジナルの日本茶やほうじ茶がずらりと並ぶ
カラフルな気球たちが、おとぎ話の世界にいるような気分にさせてくれる
カラフルな気球たちが、おとぎ話の世界にいるような気分にさせてくれる
小包装のティーバッグやギフトボックスは全てこだわりが詰まったオリジナルのパッケージ
小包装のティーバッグやギフトボックスは全てこだわりが詰まったオリジナルのパッケージ
02

日本茶との“新しい出会い”が始まる場所

もともとは日本橋で卸問屋として創業したのだという老舗のOHASHI。「若い人に日本茶のおいしさを知ってもらいたい」という思いから、2007年頃に今のような形にリニューアルするに至ったのだという。

ディスプレイに並ぶのは、老舗ならではの本格的な品揃えに加え、「いちご緑茶」「ミントグリーンティー」など普段日本茶を飲まない場合でも手に取りやすいブレンドたち。季節のフルーツなどを使用した期間限定のブレンドが並ぶこともあり、足を運ぶたびにまた新しいお茶を試したくなってしまう。

また、「まずは手に取ってもらえるように」とデザインにこだわったパッケージは、イギリスやドイツ、デンマークなどから仕入れているリボンや包装紙を使用しているのだという。こうしたオリジナルデザインのギフトたちも、OHASHIならではの「日本茶との新しい出会い」に欠かせない存在なのだ。

選ぶ方も受け取る方も笑顔になってしまう、遊び心に溢れるパッケージ
選ぶ方も受け取る方も笑顔になってしまう、遊び心に溢れるパッケージ
様々な茶葉がアソートされた、淡い色合いの花柄がかわいらしいギフトボックス(¥1,500/税込)
様々な茶葉がアソートされた、淡い色合いの花柄がかわいらしいギフトボックス(¥1,500/税込)
色とりどりのリボンや花模様に、ディスプレイを眺めているだけで心がうきうきしてしまう
色とりどりのリボンや花模様に、ディスプレイを眺めているだけで心がうきうきしてしまう
もともとは日本橋で卸の業者として創業した歴史を持ち、戦後に中野の地にお店を構えたのだという
もともとは日本橋で卸の業者として創業した歴史を持ち、戦後に中野の地にお店を構えたのだという
03

チョコレート、洋菓子と。広がる日本茶の楽しみ方

「今日はどんなお茶をお探しですか?」

ディスプレイを眺めながら「今日はどれを買って帰ろうか」と逡巡していた彼女に、店員さんが気さくに声を掛けてくれる。その言葉に、彼女はふと、冷蔵庫の中の貰い物のチョコレートの存在を思い出した。

チョコレートと日本茶。はじめての組み合わせだけれど、もしかしたら。

「えっと……チョコに合うお茶って、ありますか?」

彼女が尋ねると、店員さんが笑顔でひとつのお茶をすすめてくれた。

「それでしたら、キャラメルほうじ茶がおすすめです。紅茶に近い飲み口で、チョコレートとの相性も抜群ですよ」

受け取った小さなカップから、ほんのりと甘いキャラメルの香りが立ち上る。ほうじ茶の香ばしい風味と甘いキャラメルのマリアージュは、確かにチョコレートや洋菓子にとてもよく合いそうだ。また新しい日本茶の楽しみ方を知り、彼女は嬉しくなる。

この楽しさを、もっと誰かに伝えたい!

帰ったら早速キャラメルほうじ茶を淹れてみよう、と胸を躍らせながら、彼女は友達に布教するためのギフトボックスを追加でカゴに入れるのだった。

彼女が購入したキャラメルほうじ茶(¥160/税込)。チョコレートをはじめ、洋菓子によく合うのだとか
彼女が購入したキャラメルほうじ茶(¥160/税込)。チョコレートをはじめ、洋菓子によく合うのだとか
アンティークのボタンが目を引く、2種のティーバッグとチョコレートのボックス(¥1,300〜/税込)
アンティークのボタンが目を引く、2種のティーバッグとチョコレートのボックス(¥1,300〜/税込)
木苺や柚子、黒ごまきなこなど、OHASHIならではのフレーバーが魅力の葛湯(¥540〜/税込)
木苺や柚子、黒ごまきなこなど、OHASHIならではのフレーバーが魅力の葛湯(¥540〜/税込)
作家ものの器やマグカップなど、ティータイムが楽しくなるアイテムも揃う
作家ものの器やマグカップなど、ティータイムが楽しくなるアイテムも揃う
店内の奥には、海外で買い付けたアンティークのボタンや雑貨などが並ぶスペースも
店内の奥には、海外で買い付けたアンティークのボタンや雑貨などが並ぶスペースも

EDITOR’S
NOTE

編集後記

中野で一番かわいいお店!と断言しても過言ではないOHASHIさん。

取材に訪れる一年ほど前。かわいい花柄のボックスアソートをもらったことがきっかけで、OHASHIさんを知りました。

かわいい姿とは裏腹?に、中身はとっても本格派。しっかりとコク深い黒豆ほうじ茶や、ベルガモットが瑞々しく香るアールグレイ、まるでスイーツのような甘酸っぱい木苺の葛湯など、どのお茶も一口飲んだだけですっかり魅了されてしまいました。

かわいくいて、美味しくて、心がときめく。もうファンにならない理由が見つかりません!

老舗のお茶屋さんらしい煎茶やほうじ茶などもおすすめ。香ばしい、くきほうじ茶と緑茶の旨みと甘味が絶妙な「OHASHIブレンド」は、すっかり我が家の定番となっています。

編集部:Joe
Editor Joe
Editor | 福島みづき
Photographer | 有本真大

SHOP INFO

OHASHI オオハシのマップ
店舗名
OHASHI オオハシ
住所
東京都中野区中野3-34-31
アクセス
中野駅 南口 徒歩1分
営業時間
10:30〜19:00
定休日:日
電話番号
03-3381-5320
※ 取材時期や店舗の在庫状況により、掲載している情報が実際と異なる場合があります。 商品情報や店舗の詳細については直接店舗にお問い合わせ下さい。

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